誰もが知るような新品のハイブランド品でも、高値がつきやすい商品とそうでない商品があります。もちろんそれらの価格は日々、市場の需要と供給に左右されています。例えば芸能人や有名なセレブがもっていたりすると、ある日突然大人気になってしまい、価格が急騰することもしばしば。しかし今日ここでお伝えしたいのは、そういった内容のものではありません。
まずは市場の需給バランスにそれほど左右されない「定番商品」について解説いたします。というのも一般的に高値がつきやすいのは、一目見てそのブランド品だとわかる定番のデザインが好まれる傾向にあるからです。またカラーも重要で、誰もが身につけやすいブラックのものは全体的に人気があり、高値がつきやすいようです。
「記念モデルの限定品こそが、その希少性から高い値段がつくんじゃないの??」ということを実際によく尋ねられます。もちろん高値がつくこともございますが、まさにそれこそ流行に大きく左右されますので、買取り価格が安定しないのが正直なところ。どちらかといえばギャンブル性も高く、買取り業者的にもリスクは避けたいので、低めの見積り額を提示するところもあると思います。
なので一般的なお客様の購買状況を見ていますと、せっかく高い金額を支払って購入するのなら、色もデザインも使いやすい定番商品をお買い求められる方が多いのです。ということは買取り査定もそういった定番商品に高い値がつきやすいということになります。
続きまして、買取り率が高いブランドについてお話しします。具体的には、高く買い取ってくれるブランドと言い換えることもできますね。それは誰もが知るようなブランドの中の王様的存在でして、つまり高級ブランドとして有名であれば有名なものほど、買取り価格に高値がつきやすいといっても過言ではありません。では、各ブランドごとに掘り下げて行きましょう。
ルイ・ヴィトン
ブランドバッグで最も有名なハイブランドでもあることから、買取り率の高さも同価格のハイブランドと比べて、上がる傾向にあります。というのもグッチやセリーヌのようなイタリアブランドはどうなの?ってお尋ねなさる方がけっこういらっしゃるのですが、これらはアウトレットや並行輸入品も多いことから、そういった販売ルートを使わないルイ・ヴィトンに高値がつく傾向にあるのです。
また人気の定番柄といえば「モノグラム」をイメージされる方が多いかもしれませんが、買取り率から考えると、「ダミエ」の方に高値がついています。これはモノグラムと比較して、ダミエ柄の方が性別関係なく使いやすいという点と、汚れや変色が目立ちにくいことから、査定時に全体的に綺麗に見えるためとも言われています。なので定番モデルにプラス汚れが目立ちにくいという2つのポイントが買取り価格に大きく影響することとなるのです。
ちなみに同じルイ・ヴィトンでも「ネヴァーフル」「イエナ」のような巷で大人気となったラインは、状態次第では購入金額の80%で買取なんてこともちらほら耳にします。そういったことも頭の片隅に入れておけば思わずラッキーがあるのかもしれませんね。
ロレックス
時計の王様といえば、ズバリ・・・ロレックスです。
もちろんモデルによるのですが、定番で根強い人気のデイトナやサブマリーナーなどはこの数年値段が大幅に上昇し、「購入金額を上回る値段で買い取ってもらえた!」という声はみなさんの周りにもすでにいらっしゃるかもしれません。
買取率が高いといわれているのは、サブマリーナやデイトナ、GMTマスターなどのステンレススチール製スポーツモデル。
お客様の中には長い目で投資としてロレックスの定番モデルを買われることもいらっしゃるほどです。その一方で、同じ高級腕時計ブランドにオメガ、ブルガリ、タグ・ホイヤーなどがございますが、これらは取引相場の変動に大きく影響されてしまう傾向にあります。
エルメス
ハイブランの定番であり、女性の憧れでもあるエルメスの「バーキン」や「ケリーバッグ」の買取り率はとても高く推移しています。というのもこれらのモデルはエルメスの正規ショップにいっても購入できる商品ではなく、過去の購入歴等を踏まえた上で、かつエルメスのショップスタッフに認められた人のみが購入できるというレア中のレア商品なんです。
そしてその中でも、新品未使用品で定番色のブラックやパッションカラーのピンクやレッドは元値の100%以上の査定額、つまり購入金額を上回る額で買取してくれることが頻繁にございます。
もちろん市場に出回っている商品も圧倒的に少ないことから、ごく希少かつ新品であっても簡単には購入できないという背景が、やはりエルメスの存在感であり、それに基づいた値段ということなのでしょう。
とても夢があるブランドですね。
シャネル
エルメスと同じくらい女性の憧れブランドの筆頭格シャネルも買取率はさすがの安定度を誇ります。
買取り額は高くても70~75%といったところですが、バッグだけに限らずアクセサリーや時計などの商品も国内外問わず人気であることに付け加え、古い商品でも「ヴィンテージ・シャネル」として多くの人に人気があることから、ブランド全体的に見ましても高い査定額が特徴です。
いかがでしたでしょうか？
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